銀塩

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いまや、カメラといえばデジカメのことを指すくらいにフィルムカメラの需要は減少、ニッチな市場になっている。そこを商売にする人達は、結構必死だよね。フィルムを使った写真撮影の魅力を色々な手段を使って伝えてるよう頑張っているのは、よく理解できる。ぼくも銀塩写真の魅力は、全盛期から使っていることもあり、感じるところがある。

だけど、いまだに「画質」において銀塩写真のアドバンテージを訴える人がいる。もはやこれはナンセンスとしか言いようがない。さらにひどいことに、ほぼ全てのWEBで画質比較しているサイトの画像を見てみると銀塩写真はデジタルラボで補正しまくったもの、デジカメはJPEGで撮って出し。初心者は信じちゃうじゃないか。

銀塩写真の魅力の訴求は別のところにあるんじゃないかな?より人の手が介入する手間を楽しむ、とか。フィルムの出す風味が良いっていうのも分かる。けど、それはアナログプリントしていない限り、レーザープリントではデジタル処理されている=デジカメでも同様の風味は出せる(レタッチ出来る人に限る)。ここもラボの人が処理するか、自分で処理するかの違い。よくデジカメを購入されて、「思った色が出ないからやっぱりフィルムでポジを使うことにしたよ」なんてセリフも聞くけど、デジカメの扱い方をご存知ないようで残念。全てラボに任せるほうがそれは楽でしょう。ポジのダイレクトプリントなんて見れたものじゃない画質だし、(たまにダイレクトプリントを勘違いしている人がいる)レーザープリントとなると結局デジタル処理してるわけで。ポジはプリントを前提にしていないフィルムであることすら知らなかったりね。

ネガフィルムにおいても5年ほど前からコストダウンのために乳剤を変更してラティチュードの狭い画質も良いとはいえないものにシークレットアップデート?されていると業界の人から聞いていた。商売だから仕方ないよねと話した記憶も新しい。

ま、何が言いたいかっていうのは、昔から何度も言っているんだけど、デジカメとフィルムカメラの比較に今更画質どうこうを持ち出すのは、むしろフィルムカメラ市場にデメリットしか無いんじゃないかということと、ナンセンスであるということだわ。
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by n9ne2 | 2012-08-15 06:20 | 日記