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旅を続けるということは生きること。物理的に遠くへ行くことは純粋には旅じゃないのかもしれない。現在では旅とは、住む土地を離れて、一時他の場所へゆくこととなっているけども、その語源を調べてみるとなるほど、感じるものがそこに残っているじゃないか。今では一般庶民にも移動の自由が認められている。むしろそれが当たり前のことで制限されるほうがおかしいと感じるだろうね。でも、昔は違ったんだ。ほとんどの場合で移動は制限され、認められる主な理由は宗教的な巡礼や神社仏閣への参拝だった。さらに昔に遡ると、狩猟時代、人は食料採取のために「旅」をして、山野を歩き、川を上下した。弥生時代に入って農民は定住するも、狩人や漁師、行商人などの職業の人によって「旅」は続けられる。旅することは生きることの根源にあったわけだ。今の時代、人々の暮らしは家をもち、定住している場合がほとんどだからなおさら旅に憧れたり、心の旅などの言葉も生まれるのかもしれない。思っているよりもずっと精神的な移動を旅というのではないだろうか。単なる観光だけじゃない。五感で感じる旅ともうひとつ、何かがあるように思えてしかたない。
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by n9ne2 | 2012-08-07 05:18 | 日記